入管被収容者のための祈り


神様あなたを賛美します。あなたからいただいた数多くの恵のために感謝いたします。
入管に収容され、大きな強いストレスの中で、失望のどん底に落ち、
病気のために苦しみ、家族や友人からひきさかれている皆様をお守りください。
どうぞ主よ、このようなきびしい環境の中にいる皆さんに、
がんばる力と勇気と慰めをお与えください。アーメン (Fr.Michael.Coleman)

2014年5月27日火曜日

牛久の友の会は,牛久入管収容所の兄弟姉妹たちと連帯します.

牛久の友の会は,茨城県牛久市にある法務省施設,入国者収容所東日本入国管理センター,略して,牛久入管収容所,または単に,牛久収容所に拘禁されている人々とともに祈る活動を十数年来続けている Michael Coleman 神父様(カトリック土浦教会主任司祭)と行動を共にするカトリックのグループです.

神父様のお祈りの言葉を,わたしたちの兄弟 François が上に掲げてくれてあります.

わたしたちは,被収容者の人々に宣教しているわけではなく,単に,面会し,おしゃべりし,日常生活に必要なもの,たとえば衣類,歯ブラシ,歯磨き,石鹸,洗剤,テレフォンカード,切手などの欠乏に困っている人々には,それらの品物を,わたしたちの限られた資源の範囲内で可能な限り差し入れしています.

そして,彼らのために,彼らとともに,祈ります.

ひとことで言えば,主イェス・キリストがわたしたちに命じたこと:「隣人を愛しなさい」を実践しようと努力しています.そも,聖パウロが言うように,「他者を愛する者は,律法を完遂したのである」(Rm 13,8).

わたしたちの活動に共感してくださる方は,どうか共に祈ってください.そして,可能であれば,資金について御支援いただければ幸いです.

今日は,Michael 神父様とわたしと二人で面会に行ってきました.

神父様は,先週と同様,フィリピン人ふたりと会いました.

わたしが今日会った人は,日本で10年間暮らしてきたのに,過失致死で実刑判決を受け,服役したことにより,滞在資格を失ってしまいました.彼の家族は日本で生活しているのに,受刑を終えても彼は家族のもとに帰ることができません.このような法的措置は,法律体系がそれによっているはずの基本的な人倫に反しています.

彼が家族と共に暮らすことができるよう,祈ります.

Because our brother François suggested me that we might write in Einglish in this blog so that English speaking people can read and know what we do, I try to do so.

Our group, Friends of Ushiku, is a small group of members of Tsuchiura Catholic Church who collaborate with Father Michael Coleman sscc in his activities of compassion and solidarity with detainees of the House of Detention of the Japanese Immigration Bureau, situated in Ushiku City, Ibaragi Prefecture.

Those detainnes are our brothers and sisters who lost or don't have permission to stay in Japan. Some came to Japan without valid visa to escape from persecution they suffered in their own country and to seek refuge in Japan. Others have lived and worked in Japan more than ten years or twenty years without problem and one day they were told by an immigration officer that they can not stay in Japan any more for such and such reasons. And they were arrested like a criminal.

Problems of violation of human rights of detainees and neglect of custodial duties of warders that happen in this House have been pointed out since years. Even very recently, in the last March 2014, two detainees died successively, one because of diabetic complications, the other because of asphyxia caused by aspirated laryngeal foreign body. In both cases, lack of appropriate medical treatment was evident.

Father Michael is a catholic priest, but he doesn't preach to detainees. He simply talks with them and hears carefully what they say with friendship and compassion. And if they suffer from lack of things they need in their every day life of detainee, he gives them, for exemple, telephone cards, postal stamps, clothes, underwears, soap, tooth brush, washing powders, etc. He does so in very limited resources he has in his disposition. And the most important thing is to pray for them and with them. So do we too.

If you feel a sympathy for our poor brothers and sisters detained for years in inhuman conditions, please pray with us for them. And if you would and could, please help them also materially. Your contribution is always welcome.

And if you visit our brothers and sisters in the House of Ushiku and you have a difficulty of communication because our brother or sister doesn't speak English but French, you can contact me by e-mail, for I speak French. My address is :

jeanmarieloukas@gmail.com

Luc

2014年5月25日日曜日

牛久入管に収容されているフィリッピン人のA婦人からの手紙です。
画像の下に日本語訳があります。(Fran)


--- 日本語訳(Luc) ---

2014年5月X日

Michael Coleman 神父様,
Hさん,Oさん,Iさん,そして
カトリック教会の皆様へ

こんにちは!大事なことをお知らせします.
仮放免書に昨日サインしました.来週この施設を出ます.
でも,明日のことを考えると,神経質になります.
今もなお,社会の行くすえと,
神がわたしについて計画なさっていることとに,思いを馳せています.

あなたたちに感謝します.
ここで過ごした苦労の多い日々,
わたしに洞察を与えてくださったこと,
わたしを力づけてくださったこと,
わたしに忍耐を教えてくださったこと,
わたしに会いに来てくださったことに感謝します.

いつもお元気で.
わたしは,あなたたちのことを決して忘れません.
敬具
A(Philippine)

2014年5月21日水曜日

牛久入管収容所でのもうひとりの被収容者死亡事故について

昨日は,神父様,女性二人,わたしの四人で牛久収容所訪問をしてきました.

神父様はフィリピンの人ふたりと面会しました.

わたしが会った人は,日本で25年間まじめに働いてきたのに,4年前に離婚したために滞在資格を自動的に喪失してしまい,visa の更新手続きに行った際に逮捕されました.

彼の離婚の理由は,奥さん(日本人)の父親が,自分の娘が外国人と結婚していることを認めようとしなかったためです.奥さんは,自分の父親の意向を無視することができず,子供がふたりいるのに,自分の意に反して離婚せざるを得ませんでした.

離婚の理由も,25年間日本で働いてきたのに滞在資格が得られないことも,実に不条理です.

フランスでは,10年間フランスに住み続ければ,永住資格が認められます.25年間何の問題も無く日本にいた人を日本から追い出す!まったく非人道的です.

彼はもう二年近く牛久に収容されています.すっかり心身症的になってしまいました.

どうか彼が早く自由を取り戻せますように.

三月に亡くなったふたりの方のうち,前回言及しなかった方については,死因は誤嚥による窒息であると聞いています.

若い人なのに誤嚥したのは,彼が,精神病の治療に使われる薬を不適切に大量に服用させられていたからだと思われます.

その類の薬は,副作用としてパーキンソン症状を起こします.そのせいで構音障害や嚥下困難が起こります.彼の誤嚥はそのために起こったのだろうと推測されます.

そして,誤嚥後の処置も全く不適切でした.

この人の死亡についても,収容所側の保護義務違反は明白です.

主が御国で彼の涙をぬぐってくださいますように.

Luc


2014年5月13日火曜日

牛久入管収容所での被収容者死亡事故について

祝日の火曜日が続いたので,今日は久しぶりに訪問してきました.Michael 神父様と女性二人とわたしと計四人です.

わたしは初めて投稿します.Luc です.外国語としてはフランス語しかできない人々(以前,フランスの植民地だった国々の人々)と対話するために去年秋から神父様たちに同行しています.

もしそのような人々と対話するための手助けをする機会を提供してくださる場合は,ここへメールしてください:

jeanmarieloukas@gmail.com

フランス語話者のためには,或るフランス人神父様も,わたしたちとは別の曜日に,ひとりで牛久訪問をなさっています.

今日会った人はそのようなフランス語話者のひとりです.二回目の面会です.

最初の面会の後にわたしが彼に差し入れたフランス語で書かれた日本語入門書は,彼の役に立っている,と彼は言ってくれました.牛久に収容されてちょうど6ヶ月間たちましたので,彼も少し日本語を話せるようになりました.

彼は,3月に亡くなった二人のうちのひとりと同じブロックに収容されています.亡くなった人は,そのブロックで彼以外にただひとりのフランス語話者でした.その話し相手を失って,彼は落ちこんでいました.

彼から,3月に亡くなった人について若干の情報を得ました.

亡くなった方は,自国にいるときから糖尿病の治療を受けていました.わたしは彼と昨年12月10日にたまたま面会していました.その時点で,彼が牛久に収容されて2ヶ月が経過していましたが,彼は自分の健康問題に関する訴えはわたしには何もしませんでした.

収容所職員は,彼が糖尿病患者であることを当然認識していたはずです.にもかかわらず,糖尿病治療に必要不可欠な食事療法は為されませんでした.つまり,糖尿病患者のための食事を彼に提供する医学的配慮が収容所には全く欠けていたのです.

そのことが彼の病状の悪化を惹起したことは疑いようがありません.死因は,糖尿病性昏睡か,糖尿病症状のひとつとして起きた壊疽病巣により惹起された敗血症であろうと推測されます.

収容所側の被収容者に対する保護義務は,明らかに全く果たされていませんでした.

主が御国で彼の涙をぬぐってくださいますように.

Luc

2014年4月30日水曜日

昨日は休みだったので、
今日はおよそ12人分の差し入れだけをしました。
駐車場は各地から来た車でいっぱいでした。
おそらく家族面会者と思います。

受付ロビーに入るとU会のご婦人たちがいました。
そして、韓国人のK氏とペルー人のG女子もいました。
K氏はコンピュータやスマートホンにとても詳しい人です。
わたしたちはG女子の読みにくい意味不明なカタカナ文字の手紙にはなやまされました。
かれらは仮放免されてからU会の手伝いをしているようです。
かれらは元気そうでした。

面会者が順番に面会室に呼ばれたあと、
わたしたちは次の面会まで30分以上待たされます。
差し上げだけの場合は、受付番号を取らずに窓口に行きます。
窓口はかれらの空いている時間に差し入れを受け付けます。
新しい面会者が来ると、差し入れは中断されます。
大家族のばあいは、わたしは30分以上待たされたことがあります。
今日は運よく1回で完了しました。

わたしは不思議に思います。なぜなら、
かれらは面会受付の場合はチェックがとてもきびしく時間もかけますが、
差し入れだけの場合はとてもスムーズなことです。
どうしてでしょうか? (K.K)

2014年4月24日木曜日

今日は電車とバスで牛久収容施設に行きました。

まず、常磐線JR牛久駅東口に出ると、バス停①が目の前にあります。
そこの時刻表の下にメッセージがあります。
「入国管理事務所へおいでの方は牛久淨苑(大仏)行きの農芸学院でお降りください」
バスは1日5往復だけです。
牛久駅東口⇒農芸学院  9:55、11:35、12:55、13:50、15:20
農芸学院⇒牛久駅東口 10:28、13:08、13:53、14:43、16:18
バス代片道¥480(25分ほど)
そこから林の中を7~8分ほど歩いて、やっとたどりつきました。

受付番号は13番でした。

わたしはベトナム人のT氏に面会しました。
かれはオーバースティでつかまり牛久収容所に長期収容されています。
最近かれの奥さんもオーバースティでつかまり、
東京(品川)入国管理に収容されています。
そして、かれらのおさない子供たちは保護施設にあずけられています。
かれらは離れ離れです。
なんとつらいことか!

かれらのために祈ってください。
イエズス・マリア助けてください!

面会時間の30分はあっという間に過ぎてしまい、
わたしたちは別れました。 (K.K)

2014年4月15日火曜日

私たちは朝8時前に受付ロビーにつきました。
もうそこにはB派のクリスチャンボランティアが3人ほど来ていました。
かれらはとても熱心に活動しております。

しばらくすると、
S会のご夫婦が桃のようなピンクの赤ちゃんをかかえて来ました。
ちょうどわたしは見ていませんでしたが、
マイケル神父はうれしそうに話してくれました。
かれらの夫がロビーの中で赤ちゃんのおむつを取り替えました。
素晴らしいと思いました。

バングラデッシュ人のMD氏とブラジル人A氏に会いました。

MD氏はだいじそうにある宗教の本をかかえていました。
その中にはいろいろな注釈が書き込まれていました。
かれは少し批判的でした。
しかし、かれはそれがばれるとあぶないとも言っていました。

わたしとA氏はかれのおもしろい話を熱心に聞きました。
いつのまにか面会時間が終わりました。
MD氏は別れる前に
「話が出来てとてもうれしかった
そして気持ちもすっきりしました。」と言いました。 (K.K)

2014年4月8日火曜日

今日、マイケル神父と男性2名と婦人2名で、
わたしたちは面会と差し上げをしました。

わたしたちは比較的にスムーズに面会できましたが、
そのあと家族の面会者がおおぜい来たので、
わたしたちの次に来た支援グループの人はだいぶ待たされました。

わたしが会ったのは若いスリランカ人でカトリック教徒のP氏と、
そして若い中国人のT氏でした。

T氏は聖書を持っていました。
かれは今熱心に聖書を読んでいると言っていました。
「私はもっと若いときに神様の言葉に出会えたらよかった」、と、
かれは悔しい気持ちを話しました。
「そんなことはない、今からでも遅くない」とP氏とわたしはなだめました。
そしてP氏は話しました、
「大事なことは、赦すことと困っている人を助けることだ」と。

最後に、わたしたちは”被収容者のための祈り”を祈ってから
面会を終了しました。

桜も咲いていて天気も良いので、
わたしたちは外であたたかい缶コーヒーを飲みました。 (K.K)

2014年4月1日火曜日

今日、マイケル神父と2名の婦人と私で、
入管牛久収容所に面会と差しあげに行ってきました。
家族の方の面会者はおりませんでした。

そして受付ロビー内の壁には、
続けて死亡した2名の被収容者についての掲示がありました。
ここで彼らの若いいのちが絶えてしまったことを非常に残念に思います。
こころからご冥福をお祈りいたします。

支援団体の人たちがあわただしく動いておりましたが、
比較的に早く差し入れを終えることが出来ました。

若いフィリッピン人とブラジル人に面会しました。
私はここの医療制度に大きな問題があると思います。
彼は腕にそうとうひどい湿疹があるのに、
2ヶ月たってもまだ診てもらえないと言っていました。
私はいつも彼らに「健康にだけは十分に気をつけて」といっております。
病気になったらますます悪くなるばかりです。
これから先の人生がだめになってしまいます。

お大事に (K.K)