祝日の火曜日が続いたので,今日は久しぶりに訪問してきました.Michael 神父様と女性二人とわたしと計四人です.
わたしは初めて投稿します.Luc です.外国語としてはフランス語しかできない人々(以前,フランスの植民地だった国々の人々)と対話するために去年秋から神父様たちに同行しています.
もしそのような人々と対話するための手助けをする機会を提供してくださる場合は,ここへメールしてください:
jeanmarieloukas@gmail.com
フランス語話者のためには,或るフランス人神父様も,わたしたちとは別の曜日に,ひとりで牛久訪問をなさっています.
今日会った人はそのようなフランス語話者のひとりです.二回目の面会です.
最初の面会の後にわたしが彼に差し入れたフランス語で書かれた日本語入門書は,彼の役に立っている,と彼は言ってくれました.牛久に収容されてちょうど6ヶ月間たちましたので,彼も少し日本語を話せるようになりました.
彼は,3月に亡くなった二人のうちのひとりと同じブロックに収容されています.亡くなった人は,そのブロックで彼以外にただひとりのフランス語話者でした.その話し相手を失って,彼は落ちこんでいました.
彼から,3月に亡くなった人について若干の情報を得ました.
亡くなった方は,自国にいるときから糖尿病の治療を受けていました.わたしは彼と昨年12月10日にたまたま面会していました.その時点で,彼が牛久に収容されて2ヶ月が経過していましたが,彼は自分の健康問題に関する訴えはわたしには何もしませんでした.
収容所職員は,彼が糖尿病患者であることを当然認識していたはずです.にもかかわらず,糖尿病治療に必要不可欠な食事療法は為されませんでした.つまり,糖尿病患者のための食事を彼に提供する医学的配慮が収容所には全く欠けていたのです.
そのことが彼の病状の悪化を惹起したことは疑いようがありません.死因は,糖尿病性昏睡か,糖尿病症状のひとつとして起きた壊疽病巣により惹起された敗血症であろうと推測されます.
収容所側の被収容者に対する保護義務は,明らかに全く果たされていませんでした.
主が御国で彼の涙をぬぐってくださいますように.
Luc
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